こんにちは。キャタリストカナダの水谷です。今日はカムループストンプソン教育委員会の学校を2校視察して、その後は留学プログラムのオフィスを訪問してきました。とその前に、昨日の夜にカムループスに到着して、今日一日視察をしたら、明日は次の視察地ヴァーノンへ移動で滞在期間も限られているので、朝から滞在先のホテルがあるダウンタウン周辺を散歩してきました。新しく訪れた街をフラフラ歩きながら、公園を見つけたり、カフェを見つけた入ったりとするのも楽しいですよね。カムループスのダウンタウンを歩いて撮影した写真をご紹介します。
本日訪問の教育委員会
こちらの教育委員会は5つの学校に留学生を受け入れており合計で280人ほどの留学生がいます。その中で日本人の学生さんは25名ほど。この25人が5つの学校に分かれています。その他の国籍の割合は以下のような感じです。
- ドイツ 約60人
- 台湾 約35人
- ベルギー 約35人
- ブラジル 約35人
- イタリア 約35人
- 中国 約35人
- その他
この300人弱の留学生を留学生プログラムのスタッフさんが合計8人でサポートしています。その中の1人で2年前に東京で開催されたイベントでお会いして仲良くなったロブさんが学校ツアーをしてくれました。訪問した学校は2つ。
- Sahali Seconday School （全校生徒 約1000人弱）
- Vallyview Secondary School（全校生徒 約1100人）
こちらの2つでした。この2つの学校を訪問して学校の中を見せて頂いてすぐに感じたのは、かなり「カナダ人が多い高校」と言うか、カナダ人の学生さんがほとんどで、正直日本人の留学生を見つけることも出来なかったです。移民の方のお子さんもいらっしゃるようですが、他の地域に比べるとかなり少ないかと思います。留学生がどちらの学校にも35人くらいはいるのですが、全校生徒が1000人くらいいる学校なので、留学生はかなりカナダ人学生の中に埋もれているという印象でした。
私はカナダではかなりの数の高校を視察していますが、視察するときにみるポイントは、やはり学校の雰囲気です。言葉や写真でお伝えするのが難しいポイントですが、だからこそ自分がここまで見にくる価値があると思っています。先生と生徒のやりとり、学生同士の様子、つまり活気があるかどうか。そして学校の中が綺麗か？これは施設や設備が整っているか？だけではなく綺麗に掃除されてメンテナンスされているかという点。そして大抵の場合は、その学校の校長先生や副校長先生がツアーをしてくれるのですが、その先生と学生のやりとり、先生同士のやりとりを見ていると普段の様子が垣間見れるので、その学校の雰囲気が伝わってきます。さらには、図書館やカフェテリア、ラウンジにいる学生の様子を見ているとその学校の様子も伝わってきます。自由に過ごしてよい時間と場所で何をしているかが見れます。
今日、訪問させて頂いた2つの学校はとても良い雰囲気で活気のある学校でした。学生は楽しそうでしたし、先生と生徒が話している様子も良かったです。そして生徒に対する先生・スタッフの数がかなり多いと感じました。1クラスの生徒数も20人くらい。少ないところだと10人くらいの教室もありました。それぞれの学校の副校長先生が、日本人の留学生の名前をしっかり把握していたのも印象的でした。「〇〇は確か名古屋からきている子だと思う」とまで把握していたのには驚きました。副校長先生が私にツアーをしながら、すれ違う生徒たちを名前で呼んで声かけていくのもとても良いなと思いました。
Valleyview Secondary School
視察した学校の様子をご紹介したいのですが、実は学校の中で、学生さんを写真に撮ることが禁止されています。そのため、上で話したような活気や雰囲気をお伝えすることが出来ないですが、学校の中の雰囲気が伝わると嬉しいです。
今回の視察で学んだポイント
ポイント1: ELLプログラムとELLサポート
こちらの教育委員会で留学生向けのELLプログラムがある学校は以下の2校。ELLプログラムは1つのコースで担当する先生がいて、留学生向けに英語の授業をしてくれます。時間割にその授業が組み込まれて基本的に毎日あります。
- Sahali Secondary
- South Kamloops Secondary
その他の学校は、ELLプログラムではなく、ELLサポートというものが付きます。ELLの授業はないですが、留学プログラムに所属する先生が週に一度学校に来てくれてサポートをしてくれます。その際に英語に関する質問をしたり、自分のレベル、テーマに合わせて課題などを出してくれます。英語力が心配という方は上記の2校で検討して欲しいですが、今年の9月入学は上記の2校は定員に達してしまったため入学はできません。留学生向けの授業がなくてもなんとかなるという方は、他の学校もとても良いと思います。
ポイント2: 年間40回近く開催される留学生向けのアクティビティ
これはかなり多いです。説明してくれた留学プログラムのアクティビティ担当のトムさんが学校の先生でもあるので、アクティビティも単位として認められるというメリットもあります。留学プログラムのホームページにアクティビティのページがあるのでご参考ください。
ポイント3: アートスクール
こちらの教育委員会には、ファインアートスクールがあります。(Kamloops School of Arts）この学校は、South Kamloops Secondary Schoolに隣接しています。アートスクールと聞くとアートが出来る子しか入れないような印象を受けるかも知れませんが、アートを通じて教育を受ける学校ということでアートが好きな子であれば、それ以外に必要な要件はないそうです。ダンス、音楽、演劇、デジタルアートなどに興味のある方にはとてもお勧めです。もちろん、英語、数学、理科、社会、BC州の卒業に必要なキャリア教育の科目なども受講可能です。
ポイント4: アカデミー
- アイスホッケーアカデミー（Valleyview Secondary)
- アウトドアアカデミー (Sahali Secondary)
- Digital Arts and Technology Academy (Valleyview Secondary) - ゲームプログラミングを学ぶコース。
- IB (Norkam Secondary)
ポイント5: 車で45分で大きなスキー場あり
カムループスから車で45分の位置にBC州で2番目に大きなスキーリゾートがサンピークリゾートがあります。留学プログラムのイベントでも年に2回スキーがあるそうです。
ポイント6: スポーツ施設が豊富
実はカムループスは、Canada's Tournament Capital と自称するカナダ国内でもアマチュア競技の大会が数多く開催される有名な場所です。そのため街の中の至る所にスポーツ用の施設があります。その中でも最も大きな施設が、Tournament Capital Centre という施設です。フィットネスジム、プール、体操、サッカー、野球のグランドなど、さまざまな設備が整っています。
ポイント6: ショッピングモール、映画館もある
学生さんが授業後に友達とフラッと遊びにいくようなショッピングモールがカムループスにもいくつかあります。
Googleで検索すると他にもたくさん出てきますし車で市内を走っているとショッピングや食事ができるような商業施設がいくつかありました。
ポイント7: 交通機関
ほとんどの留学生は歩いて学校へ行ける距離にホームステイがあるそうですが、全員がそうではありません。学校からホームステイ先までの距離が4キロ以内だと徒歩圏内になりスクールバスに乗れません。4キロ以上だとスクールバスが家の近くまで来てくれます。また市バスも走っているので、ショッピングモールやスポーツ施設、ダウンタウンにはバスでいくことができます。この場合の市バスの定期券は自己負担になります。スクールバスは無料です。
町が小さすぎてどこへ行くにもホストファミリーに乗せていってもらわないといけませんか？という心配の質問を頂くことがありますが、カムルーぷすは大丈夫です。自分でバスに乗って市内にある行きたいところへ行けます。
ポイント8: 動画
カムループス動画 - 2024年4月7日 pic.twitter.com/QGOO8I2NbM
— 留学コーチミチセンセイ - キャタリストカナダ社長 (@Michitaka_M) April 9, 2024
まとめ
以上、今日1日で学んだことをご紹介しました。私の感想としては、また一つカナダの教育委員会でお薦めできる教育委員会が出来たという思いでとても嬉しいですしやはり見にきて良かったと思っています。そしてもう一つこの教育委員会の留学プログラムのスタッフチームはとても情熱を感じたので是非、弊社から1人目の学生さんを早くご紹介できると良いなと思います。
そして、留学プログラムのスタッフさん達への日本人留学生の子達への評価がかなり高いです。日本人の留学生は、真面目で頑張り屋が多く、イベントにも積極的に参加する、礼儀もよく良い子達ばかりだよとおっしゃってました。それは今までにこの教育委員会で学んだ日本人の学生さん達が築いてくれた良い評判ですね。素晴らしいです。
明日はカムループスからヴァーノンへ移動します。時差ぼけが治るようにしっかり寝たいと思います。それではまた明日。
おまけ
今日のお昼はロブさんのカムループスで一番好きなお店というところへ行きました。美味しかったです！
