４日目は、ヴァーノン教育委員会にある5つの学校を視察しました。ヴァーノンの町（ヴァーノンだけでなくオカナガン地方のヴァーノン、ケロウナ、ペンティクトン）は、小高い山に囲まれた谷に町が広がっており、そこに大きな湖があります。海はないですが、生活の中に、綺麗な湖や自然が多くあり、ヴァーノンは特に建物が低いので、空が広い！少し山を登ると、そこから下に広がる町や湖が見えてとても綺麗です。こんな感じです。その雰囲気を伝えるちょうど良い写真がなく、以下の写真は実際にはケロウナとペンティクトンの間にあるサマーランドという町の写真です。ですが、ヴァーノンもこのような雰囲気です。町の中心のダウンタウンもこじんまりとした感じですが、郊外にたくさんのショッピングモールがありますので、生活に困るようなことはないと思います。市バスも走っていますが、やはりホームステイ先の場所によっては少し不便になってしまう可能性があるかなと思います。何よりも実際に行って感じたのは、町も綺麗だし、とても安全な雰囲気です。お店の店員さんやタクシー（URideのドライバー）もとてもフレンドリーでした。
学校の様子
ヴァーノン教育委員会が管轄する高校は5つあります。ですが、その中の2つはヴァーノンの郊外にあります。
Charles Bloom Secondary School
Charles Bloom高校のあるLumbyという町はヴァーノンから車で20分ほど離れた町にあります。こちらの学校を訪れた際は、授業中だったので、いくつか写真を撮ることが出来ました。前回も書きましたが、学生さんの写真を撮らないでと厳しい学校もあるので結構気を使っています。ヴァーノンから離れたとても小さなコミュニティですが、とてもフレンドリーな雰囲気の学校でした。全校生徒数375人（7年生から12年生）、留学生の数はなんと8人。それでもきちんとELL（留学生向けの英語クラス）があります。
Kalmalka Secondary School
こちらの学校も、ヴァーノンの郊外にある Coldstreamという小さな町・住宅街にある学校です。この地域は、とても閑静な住宅街で丘の上に大きな家があり、ヴァーノンで働く比較的裕福な方が多く住んでいらっしゃるエリアだそうです。学校の雰囲気もとてもフレンドリーでした。全校生徒650人（8年生から12年生）、留学生は約50人で、こちらもELL（留学生向けの英語クラス）があります。ELL担当の先生にもお会いさせて頂きましたが、とても面倒見さそうな感じの方でした。息子さんも同じ学校に通っているそうです。
Clarence Fulton Secondary School
ここからはヴァーノンの市内にある学校です。この学校は市内にありますが中心からは少し離れているエリアにあります。全校生徒775人（8年生から12年生）、留学生約60人。こちらの学校に到着したタイミングでランチタイムになり、たくさんの学生がカフェテリアや廊下にいたのであまり写真が撮れませんでした。
W.L. Seaton Secondary School
こちらはヴァーノン市内にありダウンタウンまで車で5分ほどの距離にある学校です。学生数が1050人、留学生は56人、もちろんELLも開講されています。他の学校に比べると学生数が多いのでかなり活気がある感じでした。この後にご紹介するヴァーノン高校もそうですが、ヴァーノンにある高校は、前回のカムループスと同じでかなりカナダ人の方が多いです。移民の方もいらっしゃいますがかなり少ないと思います。
Vernon Secondary School
全校生徒1075人、留学生70人。ELL開講。こちらの学校に訪れたタイミングでちょうど学校が終わるタイミングでたくさんの学生さんがカフェテリア、廊下で賑やかでした。そのため体育館くらいしか写真が撮れませんでした。この学校のELLクラスの学生さん（日本人の方3名と中学人の学生さん1名）のハイキングに私も参加させてくれて、2時間ほど湖のほとりを歩いてきました。ELLの担当のピーター先生がとても面倒見がよく、熱心に指導をしていて、学生さん達との関係もとてもよく、感謝している様子でした。
感想
ヴァーノンでの留学生活は、小さな町で自然に囲まれて、英語漬けの日々、というのが実現できる良いところかなと思いますが、やはり学生数による留学生と現地生の距離感みたいなものはあると思います。ダウンタウン周辺にある2校（W.L. SeatonとVernon Secondary)は特に学生数が多いですし、現地の学生さん達は小学校、中学校から一緒に育ってきている顔見知りがほとんどなので、その中に入っていくためには、スポーツや音楽、演劇、クラブなどに積極的に参加していく姿勢が必要だなと思いました。またヴァーノンはスキーやスノボーを楽しむには最高の環境でもあります。市内からバスに乗って30分でスキー場まで行けます。実際に留学している日本人の方達もスキーやスノボーができる環境には大満足とおっしゃっていました。