ブログ記事 マインドセット - 考え方-

カナダの図書館で出会った一冊の本が英語との付き合い方そして私の人生を変えた。

2005年の冬。カナダ東海岸ノバスコシア州ハリファックスで留学中だった当時29歳の私。高校を卒業しすぐに働き始め、10年間の社会人経験を経てのカナダ語学留学。絶対に英語をマスターする。渡航直前に結婚した妻と2人、もう日本には戻るまいという決意でのカナダ渡航だった。語学学校で英語を学びながら、もっと英語力を上げるためにはどうしたら良いのかと試行錯誤する日々。英語を学んでそれから何がしたいのか?やりたいことへの明確な答えが見つからず悶々とする日々。そんなある日、私の英語との付き合い方、大袈裟かもしれないが人生を変える本との出会いがあった。それは、当時ハリファックスのダウンタウンにあった古い歴史的建造物の中にある図書館の地下にある書庫。埃くさい棚の列を歩いていると1つの本が棚から落ちているのが目に入る。棚に戻そうと手に取ると、それは本ではなく、なんとカセットテープだった。

カセットテープ??

それは、目の見えない人や自分で読むよりも本を朗読されたほうが学びやすい人のために制作されたオーディオブックと言われるもの。車社会の北米では車を運転中に本を読むためにこういったオーディオブックは比較的一般的のようだった。その本のタイトルは、The Art of Exceptional Living. Jim Rohnという人が書いた本を本人が朗読しているオーディオブックだった。

The Art of Exceptional Living?? 並はずれた人生のアート???

なんとなく興味を惹かれた私は、そのオーディオテープを貸りて家へ帰宅。日本から英語学習のために持って来ていたテープレコーダーで早速聞いてみる。すると、おじいさんらしき年齢の声の著者が、パワフルに話をしている。それは本と言うよりも、まるでセミナーや講義を聞いているようだった。最初はよくわからなかったが、なぜかこのじーさんの声が耳に心地よく、聞き続けるのは苦ではなかった。それから私は、学校へ行くバスの中や、ダウンタウンへ向かうバスの中で、このじーさん、いやジムローンの本を聞くようになった。

その当時の私の英語力は中級(Intermediate) で、この本の内容の半分くらいは理解できただろうか。

ジムローンは、アメリカでは有名な Business Philosopher、直訳するとビジネスの哲学者と言えるか、つまりビジネスや人生で成功するために自分の経験から学んだことをセミナーや講演会で話している人だった。調べてみると意外にも有名な人で驚いた。世界一のコーチと言われるアンソニーロビンスもこの人の弟子だったそうだ。

ジムローンがビジネスにおいて実績があり、アメリカで有名な人ということでさらに本の内容の説得力が上がったのは言うまでもないが、ジムローンの本を聞いていて私にも理解できるメッセージがいくつかあった。その中でも私の心に響いた言葉を紹介する。

成功したいなら、成功とは何かを学べ

ジムローンの教えはとてもシンプルな英語で綴られている。

If you want to be successful, study success. If you want to be happy, study happiness. If you want to be wealthy, study wealth. Don't major a minor thing in life.

Jim Rohn

もし君が成功したいなら、成功について学びなさい。もし君が幸せになりたいなら、幸せについて学びなさい。もしあなたが裕福になりたいのなら、富について学びなさい。人生で大切なことを学びなさい。

これくらいの英語であれば、初級から中級の方であれば理解できるだろう。私には、このメッセージが英語の教科書に載っている中身のない例文ではなく、先のことが見えず不安な自分に、良い人生を作り出すためのアドバイスとして自分の中に入ってきた。

自分にとっての成功とは何か?どうすればそれを手に入れられるのか?どこでどうやって成功について学ぶのか?

こんなことを考え始めたのもこの頃からだった。

成功は追い求めるものではない

さらにもう一つ。ジムローンが成功というものについて話していたこと。

Success is not something you pursue. It's something you attract by becoming so valuable to the market place.

Jim Rohan

成功とは君が追い求めるものではない。君が市場にとって価値のある人間になることによって引き寄せるものなんだよ。

これから学んだのは、4つの単語。

  • Pursue : 追い求める(動詞)
  • Attract : 引き寄せる(動詞)
  • Valuable : 価値のある(形容詞)
  • Market Place : 市場(名詞)

成功したい、成功したいとあれこれ追い求めるのではなく、まず自分が価値のある人間になること。ここで大切なポイントは、market place 市場という言葉。市場において価値のある存在になること。市場は時に、会社であったり、部署であったり、チームであったりする。友達や家族もある意味一つの市場と言えるかもしれない。人が集まるグループの中で、価値のある存在になるためには、そのグループの目的に合わせて、どんなスキルを身に付ける必要があるのか?

例えば、私の経営する留学斡旋会社で働くスタッフの中に、この会社において、この留学業界において、1人のスタッフとして価値を高めるためにはどんな知識が必要だろうか?どんなスキルが必要だろうか?と考えて動けるものがいたとする。

彼女は英語を学び、各国の教育システムについて学び、各国の教育機関の担当者と良い関係を築くように努力する、さらには留学生のニーズを聞き、抱えている問題に対する解決策について考える。コミュニケーションスキルを上げようと学んでいる。次第に、彼女は会社の中でとても価値のある必要な存在になっていくだろう。周りへの影響力を増していく。周りからの信頼も増していく。それに伴い報酬や待遇も上がっていく。そうやって成功はやってくる。

逆に、経営者である私は、雇用という市場の中で価値のある会社を作らなければいけない。世の中にたくさんある会社の中でキャタリストカナダを選んで働いもらう、世の中にたくさんある留学斡旋会社の中で、キャタリストカナダを選んで働いてもらう。ましてや自分の会社で必要不可欠と言われる人材に満足のいく報酬や待遇を提供できないのは、経営者である私のスキルの無さになってくるだろう。そうならない為にも私には、会社の舵取りをするための知識やスキルが必要でそれを学び続けなければいけない。市場において価値のある存在であるために。

こんなこともジムローンをはじめ、たくさんの本やオーディオブックから学ばせてもらった。

英語を学ぶから英語で学ぶへ。

あなたはもう気付かれたかも知れない。私の言う英語との付き合い方とは、英語を学ぶ。から、英語で学ぶ。への変化だった。それも自分にとってプラスになる、自分の人生にプラスの変化をもたらしてくれるようなことを学ぶと言うこと。

ジムローンの本に出会う前まで、私にとって英語はある意味、資格のようなものだった。TOEICで高得点を取る。英語を使った仕事が出来るかもしれない。もちろんカナダで生活をするために必要なコミュニケーションの道具ではあるが、英語は出来るようになりたいけど、英語で何がしたいのか?英語で何を学ぶのかが曖昧だった。

ジムローンの本で学び始めてからの私にとって英語は、良い人生を過ごすために必要なノウハウを学ぶためのツールという一面を持ち始めた。それから私はたくさんの本を読み、たくさんのテープを聞いて英語学んだ。同時に英語学んだ。それが後に、カナダで会社を作るという行動につながり、日本へ帰国後には、地元名古屋で英会話スクールを起業するという行動にもつながったのだと思う。結果的に、英会話スクールは失敗に終わるが、この経験からたくさんのことを学ばせてもらった。留学生活の中で、ただ英語を学ぶだけじゃなく、英語で最高の人生を過ごすためのノウハウを学ぶと思うと楽しくなるだろう。そんな英語との付き合い方を、このサイトを訪れてくれたあなたとこれからたくさんシェア出来ればと思う。最後にもう1つ。私の心に残っているジムローンの言葉。

面倒臭いはグラム単位、やっときゃよかったはトン単位

We must all suffer from one of two pains: the pain of discipline or the pain of regret. The difference is discipline weighs ounces while regret weighs tons.

Jim Rohn

人生において、我々はこの2つのどちらかの痛みを苦しまないといけない。1つは「やらなきゃいけないことをやる痛み」もう1つは、「やっときゃよかった。という後悔の痛み」やらなきゃいけないことをやる痛みはグラム単位で測れる。でも後悔の痛みを測るにはトン単位が必要。痛みの重さが違う。だから、やらなきゃいけないことやっとけ。(内容が伝わるように少し意訳させて頂いた。)

この言葉から学んだのは以下の単語。どれも日常生活に必要なベーシックな英単語。

  • suffer : 苦しむ (動詞)
  • pain : 痛み(名詞)
  • discipline : 自己規律(名詞)
  • weigh : 重さを持つ(動詞)
  • ounces : オンス(単位)(名詞)
  • regret : 後悔(動詞)
  • tons : トン(単位)(名詞)

若いあなたは可能性に溢れている。あなた次第で、どんな未来も作れるでしょう。でもその可能性に努力や苦労を投資しないと、年を取るたびに、その可能性は後悔に変わっていくでしょう。誰もが年をとり、時間は取り戻すことができない。英語学習や留学もそのうちの一つ。若いうちに、エネルギーに溢れた10代、20代、30代でチャンレンジしてほしい。

価値のある存在を目指して。

ジムローンの本と出会ってから18年の月日が流れた。47歳になった私は、3人の子供に恵まれ、自分の会社を経営し、頼りになる仲間と働いている。あなたにとって、ジムローンのような存在になりたいと言えばおこがましいが、「英語」、「留学」というキーワードでこのサイトへ来てくれたあなたに、何か1つでも役立つお話が出来れば嬉しい。そんな思いで留学コーチというサイトを始めることにした。これは私にとってのアウトプットでもある。今までの学びを自分のフィルターを通して世に出す場所。もちろん、私もまだまだ学んでいる。留学や英語を通じてよい未来を創ろうとしているあなたという市場において大きな価値のある存在になることが自分の会社の成功につながると信じている。あなたも是非、英語を通じて、ご自身の人生をプラスに変えるたくさんの知識を学んでほしい。英語や海外と全く縁がなく、高卒で建築現場で作業員をしていた私に出来たことです。あなたにも絶対に出来る。

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